散布図 - MATLAB scatter - MathWorks 日本 (2024)

Table of Contents
構文 説明 ベクトルと行列のデータ テーブル データ 追加オプション 散布図の作成 円のサイズの変更 円の色の変更 カラー パレットの変更 マーカーの塗りつぶし マーカー記号の指定 マーカーの色とライン幅の変更 データ点の透明度の変更 table のデータのプロット カスタムの色とマーカー サイズを使用した table データのプロット ターゲット座標軸およびマーカー タイプの指定 scatter series の作成後の変更 入力引数 x — x 座標 スカラー | ベクトル | 行列 y — y 座標 スカラー | ベクトル | 行列 sz — マーカー サイズ 36 (既定値) | 数値スカラー | 行ベクトルまたは列ベクトル | 行列 | [] c — マーカーの色 色名 | RGB 3 成分 | RGB 3 成分の行列 | カラーマップ インデックスのベクトル mkr — マーカー記号 "o" (既定値) | "+" | "*" | "." | "x" | ... "filled" — マーカーの内部を塗りつぶすオプション "filled" tbl — ソース table table | timetable xvar — x 座標を含む table 変数1 つ以上の table 変数インデックス yvar — y 座標を含む table 変数 1 つ以上の table 変数インデックス ax — ターゲット座標軸 Axes オブジェクト | PolarAxes オブジェクト | GeographicAxes オブジェクト 名前と値の引数 ColorVariable — カラー データを含む table 変数 table 変数インデックス 出力引数 s — Scatter オブジェクト Scatter オブジェクト | Scatter オブジェクトの配列 拡張機能 tall 配列 メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。 GPU 配列Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。 分散配列Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。 バージョン履歴 R2022b: table で作成したプロットが軸ラベルと凡例ラベルに特殊文字を保持 R2021b: table を直接 scatter に渡す 参考 関数 プロパティ トピック 外部の Web サイト MATLAB コマンド Americas Europe Asia Pacific

散布図

ページ内をすべて折りたたむ

  • 散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (1)

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (2)

構文

scatter(x,y)

scatter(x,y,sz)

scatter(x,y,sz,c)

scatter(___,"filled")

scatter(___,mkr)

scatter(tbl,xvar,yvar)

scatter(tbl,xvar,yvar,"filled")

scatter(ax,___)

scatter(___,Name,Value)

s = scatter(___)

説明

ベクトルと行列のデータ

scatter(x,y) は、ベクトル x および y で指定された位置に円マーカーを表示して散布図を作成します。

  • 1 つの座標セットをプロットするには、x および y を等しい長さのベクトルとして指定します。

  • 同じ座標軸セットに複数の座標セットをプロットするには、x または y のうちの少なくとも 1 つを行列として指定します。

scatter(x,y,sz) は円のサイズを指定します。すべての円に同じサイズを使用するには、sz をスカラーとして指定します。円ごとにサイズを変えてプロットするには、sz をベクトルまたは行列として指定します。

scatter(x,y,sz,c) は円の色を指定します。すべての円に 1 つの色を指定することも、色を変えることもできます。たとえば、c"red" として指定すると、すべての円を赤でプロットできます。

scatter(___,"filled") は円を塗りつぶします。"filled" オプションは、前述の構文の任意の入力引数と組み合わせて使用します。

scatter(___,mkr) はマーカーのタイプを指定します。

テーブル データ

scatter(tbl,xvar,yvar) は、table tbl の変数 xvar および yvar をプロットします。1 つのデータ セットをプロットするには、xvaryvar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。複数のデータ セットをプロットするには、xvaryvar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合は、同数の変数を指定しなければなりません。(R2021b 以降)

scatter(tbl,xvar,yvar,"filled") は、塗りつぶされた円を使用して、table の指定された変数をプロットします。(R2021b 以降)

追加オプション

scatter(ax,___) は、現在の座標軸ではなく ax で指定された座標軸にプロットします。オプションの ax は、前述の構文のすべての入力引数の組み合わせより前に指定できます。

scatter(___,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値の引数を使用してプロパティを設定し、散布図を変更します。以下に例を示します。

  • scatter(x,y,"LineWidth",2) は、マーカーの輪郭を 2 ポイントにして散布図を作成します。

  • scatter(tbl,"MyX","MyY","ColorVariable","MyColors") は、table のデータから散布図を作成し、その table のデータを使用してマーカーの色をカスタマイズします。

プロパティの完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。

s = scatter(___)Scatter オブジェクトまたは Scatter オブジェクトの配列を返します。s を使用して、プロットの作成後にプロパティを設定します。プロパティの完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。

すべて折りたたむ

散布図の作成

ライブ スクリプトを開く

x を 0 ~ 3π の範囲にある等間隔の 200 個の値として作成します。y をランダム ノイズが含まれる余弦値として作成します。その後、散布図を作成します。

x = linspace(0,3*pi,200);y = cos(x) + rand(1,200); scatter(x,y)

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (3)

円のサイズの変更

ライブ スクリプトを開く

さまざまなサイズの円を使用して散布図を作成します。サイズを平方ポイントで指定します。

x = linspace(0,3*pi,200);y = cos(x) + rand(1,200);sz = linspace(1,100,200);scatter(x,y,sz)

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (4)

xy および sz の対応する要素によって、各円の位置とサイズが決まります。すべての円を同じサイズでプロットするには、sz を数値スカラーとして指定します。

円の色の変更

ライブ スクリプトを開く

散布図を作成し、円の色を変更します。

x = linspace(0,3*pi,200);y = cos(x) + rand(1,200);c = linspace(1,10,length(x));scatter(x,y,[],c)

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (5)

xy および c の対応する要素によって、各円の位置と色が決まります。関数 scatter は、c の要素を現在のカラーマップの色にマッピングします。

カラー パレットの変更

R2023b 以降

名前付きカラー パレットは、チャートの色を変更する便利な方法です。次の例では、3 つの異なるカラー パレットを使用する散布図を比較します。

既定のパレットを使用して、乱数の散布図を作成します。

x = rand(50,5);y = randn(50,5) + (5:5:25);scatter(x,y,"filled")

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (6)

関数 colororder を使用して、カラー パレットを reef に変更します。

colororder("reef")

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (7)

カラー パレットを meadow に変更します。

colororder("meadow")

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (8)

マーカーの塗りつぶし

ライブ スクリプトを開く

散布図を作成し、マーカーを塗りつぶします。scatter ではマーカー エッジの色で各マーカーを塗りつぶします。

x = linspace(0,3*pi,200);y = cos(x) + rand(1,200);sz = 25;c = linspace(1,10,length(x));scatter(x,y,sz,c,'filled')

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (9)

マーカー記号の指定

ライブ スクリプトを開く

x ベクトルと y ベクトルを、ランダム ノイズが含まれる正弦値と余弦値として作成します。その後、140 平方ポイントの菱形のマーカーを使用して散布図を作成します。

theta = linspace(0,2*pi,150);x = sin(theta) + 0.75*rand(1,150);y = cos(theta) + 0.75*rand(1,150); sz = 140;scatter(x,y,sz,'d')

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (10)

マーカーの色とライン幅の変更

ライブ スクリプトを開く

x ベクトルと y ベクトルを、ランダム ノイズが含まれる正弦値と余弦値として作成します。散布図を作成してマーカー エッジの色、マーカー面の色およびライン幅を設定します。

theta = linspace(0,2*pi,300);x = sin(theta) + 0.75*rand(1,300);y = cos(theta) + 0.75*rand(1,300); sz = 40;scatter(x,y,sz,'MarkerEdgeColor',[0 .5 .5],... 'MarkerFaceColor',[0 .7 .7],... 'LineWidth',1.5)

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (11)

データ点の透明度の変更

ライブ スクリプトを開く

AlphaData プロパティをさまざまな不透明度値のベクトルに設定することで、散布点の透明度を変更できます。散布図が AlphaData 値を必ず使用するようにするには、MarkerFaceAlpha プロパティを 'flat' に設定します。

正規分布する一連の乱数を作成します。次に、塗りつぶされたマーカーを含むデータの散布図を作成します。

x = randn(1000,1);y = randn(1000,1);s = scatter(x,y,'filled');

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (12)

ゼロからの距離に応じて各点の不透明度を設定します。

distfromzero = sqrt(x.^2 + y.^2);s.AlphaData = distfromzero;s.MarkerFaceAlpha = 'flat';

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (13)

table のデータのプロット

ライブ スクリプトを開く

R2021b 以降

table のデータをプロットするには、table を関数 scatter に渡してプロット対象の変数を指定すると便利です。たとえば、patients.xls を table tbl として読み取ります。tbl を最初の引数として関数 scatter に渡し、続けて変数名を渡すことにより、変数 SystolicDiastolic の関係をプロットします。軸ラベルが変数名と一致することに注目してください。

tbl = readtable('patients.xls');scatter(tbl,'Systolic','Diastolic');

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (14)

また、複数の変数を同時にプロットできます。たとえば、yvar 引数を cell 配列 {'Systolic','Diastolic'} として指定することにより、変数 Weight に対して両方の血圧変数をプロットします。凡例を追加し、凡例ラベルが変数名と一致することに注目してください。

scatter(tbl,'Weight',{'Systolic','Diastolic'});legend

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (15)

カスタムの色とマーカー サイズを使用した table データのプロット

ライブ スクリプトを開く

R2021b 以降

table のデータをプロットして色とマーカー サイズをカスタマイズする方法の 1 つとして、ColorVariable プロパティと SizeData プロパティを設定する方法があります。これらのプロパティは、関数 scatter を呼び出すときに名前と値の引数として設定するか、後で Scatter オブジェクトに対して設定できます。

たとえば、patients.xls を table tbl として読み取ります。塗りつぶされたマーカーを使用して、変数 Weight に対して変数 Height をプロットします。名前と値の引数 ColorVariable を指定してマーカーの色を変更します。Scatter オブジェクトを s として返すため、後で他のプロパティを設定できます。

tbl = readtable('patients.xls');s = scatter(tbl,'Weight','Height','filled','ColorVariable','Diastolic');

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (16)

SizeData プロパティを設定してマーカー サイズを 100 ポイントに変更します。次に、カラーバーを追加します。

s.SizeData = 100;colorbar

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (17)

ターゲット座標軸およびマーカー タイプの指定

ライブ スクリプトを開く

R2019b 以降

関数 tiledlayout および関数 nexttile を使用して、プロットをタイル表示できます。関数 tiledlayout を呼び出して、2 行 1 列のタイル表示チャート レイアウトを作成します。関数 nexttile を呼び出して、axes オブジェクト ax1 および ax2 を作成します。散布データを各座標軸にプロットします。下の散布図では、塗りつぶした菱形のマーカーを指定します。

x = linspace(0,3*pi,200);y = cos(x) + rand(1,200);tiledlayout(2,1)% Top plotax1 = nexttile;scatter(ax1,x,y)% Bottom plotax2 = nexttile;scatter(ax2,x,y,'filled','d')

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (18)

scatter series の作成後の変更

ライブ スクリプトを開く

散布図を作成し、scatter series オブジェクト s を返します。

theta = linspace(0,1,500);x = exp(theta).*sin(100*theta);y = exp(theta).*cos(100*theta);s = scatter(x,y);

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (19)

s を使用して、作成した scatter series のプロパティをクエリおよび設定します。ライン幅を 0.6 ポイントに設定します。マーカー エッジの色を青に設定します。マーカー面の色を RGB 3 成分を使用して設定します。

s.LineWidth = 0.6;s.MarkerEdgeColor = 'b';s.MarkerFaceColor = [0 0.5 0.5];

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (20)

入力引数

すべて折りたたむ

xx 座標
スカラー | ベクトル | 行列

x 座標。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。x のサイズと形状はデータの形状に依存します。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

プロットのタイプ座標の指定方法
1 つの点

x および y をスカラーとして指定します。以下に例を示します。

scatter(1,2)
1 つの点集合

x および y を同じ長さの行ベクトルまたは列ベクトルの任意の組み合わせとして指定します。以下に例を示します。

scatter([1 2 3],[4; 5; 6])
色が異なる複数の点集合

すべてのセットが同じ x 座標または y 座標を共有している場合は、共有している座標をベクトルとして、その他の座標を行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つと一致していなければなりません。以下に例を示します。

scatter([1 2 3],[4 5 6; 7 8 9])
行列が正方の場合、scatter は行列の列ごとに別個の点のセットをプロットします。

または、xy をサイズが等しい行列として指定します。この場合、scattery の各列を、対応する x の列に対してプロットします。以下に例を示します。

scatter([1 3 5; 2 4 6],[10 25 45; 20 40 60])

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | categorical | datetime | duration

yy 座標
スカラー | ベクトル | 行列

y 座標。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。y のサイズと形状はデータの形状に依存します。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

プロットのタイプ座標の指定方法
1 つの点

x および y をスカラーとして指定します。以下に例を示します。

scatter(1,2)
1 つの点集合

x および y を同じ長さの行ベクトルまたは列ベクトルの任意の組み合わせとして指定します。以下に例を示します。

scatter([1 2 3],[4; 5; 6])
色が異なる複数の点集合

すべてのセットが同じ x 座標または y 座標を共有している場合は、共有している座標をベクトルとして、その他の座標を行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つと一致していなければなりません。以下に例を示します。

scatter([1 2 3],[4 5 6; 7 8 9])
行列が正方の場合、scatter は行列の列ごとに別個の点のセットをプロットします。

または、xy をサイズが等しい行列として指定します。この場合、scattery の各列を、対応する x の列に対してプロットします。以下に例を示します。

scatter([1 3 5; 2 4 6],[10 25 45; 20 40 60])

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | categorical | datetime | duration

szマーカー サイズ
36 (既定値) | 数値スカラー | 行ベクトルまたは列ベクトル | 行列 | []

マーカー サイズ。数値スカラー、ベクトル、行列、または空の配列 ([]) として指定します。サイズは各マーカーの平方ポイント単位の面積を制御します。空の行列は、既定の 36 ポイントのサイズを指定します。サイズを指定する方法は、xy の指定方法や目的のプロットの外観によって異なります。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

目的のマーカー サイズxy sz

すべての点に同じサイズ

xy の説明にあるベクトルまたは行列の任意の有効な組み合わせ。

スカラー

x をベクトル、y を行列、sz をスカラーとして指定します。

x = [1 2 3 4];y = [1 6; 3 8; 2 7; 4 9];scatter(x,y,100)

点ごとに異なるサイズ

同じ長さのベクトル

  • x および y と同じ長さのベクトル。

  • 少なくとも 1 つの次元が x および y の長さと一致する行列。行列を指定すると、それぞれの (x,y) の位置にサイズが異なる複数のマーカーを表示する場合に便利です。

xy、および sz をベクトルとして指定します。

x = [1 2 3 4];y = [1 3 2 4];sz = [80 150 700 50];scatter(x,y,sz)

xy をベクトル、sz を行列として指定します。

x = [1 2 3 4];y = [1 3 2 4];sz = [80 30; 150 900; 50 2000; 200 350];scatter(x,y,sz)

点ごとに異なるサイズ

複数のデータ セットをプロットする場合は x または y の少なくとも一方が行列

  • 各データ セットの点と同じ数の要素をもつベクトル。

  • x または y の行列と同じサイズの行列。

x をベクトル、y を行列、sz をベクトルとして指定します。

x = [1 2 3 4];y = [1 6; 3 8; 2 7; 4 9];sz = [80 150 50 700];scatter(x,y,sz)

x をベクトル、y を行列、szy と同じサイズの行列として指定します。

x = [1 2 3 4];y = [1 6; 3 8; 2 7; 4 9];sz = [80 30; 150 900; 50 2000; 200 350];scatter(x,y,sz)

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

cマーカーの色
色名 | RGB 3 成分 | RGB 3 成分の行列 | カラーマップ インデックスのベクトル

マーカーの色。色名、RGB 3 成分、RGB 3 成分の行列、またはカラーマップ インデックスのベクトルとして指定します。

  • 色名 — "red" のような色名、または "r" のような省略名。

  • RGB 3 成分 — 色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトル。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。RGB 3 成分は、カスタム色を作成するのに役立ちます。

  • RGB 3 成分の行列 — 各行が RGB 3 成分である 3 列の行列。

  • カラーマップ インデックスのベクトル — x および y のベクトルと同じ長さの数値のベクトル。

色を指定する方法は、目的の配色や 1 つの座標セットをプロットするか複数の座標セットをプロットするかによって異なります。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

配色色の指定方法

すべての点に 1 つの色を使用する。

次の表のいずれかの色名または省略名を指定するか、1 つの RGB 3 成分を指定します。

1 つの点集合をプロットし、色を "red" に指定します。

scatter(1:4,[2 5 3 7],[],"red")

2 つの点集合をプロットし、RGB 3 成分を使用して色を赤に指定します。

scatter(1:4,[2 5; 1 2; 8 4; 11 9],[],[1 0 0])

カラーマップを使用して各点に異なる色を割り当てる。

数値の行ベクトルまたは列ベクトルを指定します。数値は現在のカラーマップ配列にマッピングされます。最小値はカラーマップの最初の行にマッピングされ、最大値は最後の行にマッピングされます。中間の値は中間の行に線形にマッピングされます。

プロットに点が 3 つある場合、値が必ずカラーマップ インデックスとして解釈されるように列ベクトルを指定します。

この方法は、xy、および sz がいずれもベクトルである場合にのみ使用できます。

4 つのカラーマップ インデックスを指定するベクトル c を作成します。現在のカラーマップの色を使用して 4 つの点をプロットします。その後、カラーマップを winter に変更します。

c = 1:4;scatter(1:4,[2 5 3 7],[],c)colormap(gca,"winter")

点ごとにカスタム色を作成する。

m 行 3 列の RGB 3 成分の行列を指定します (m はプロットの点の数)。

この方法は、xy、および sz がいずれもベクトルである場合にのみ使用できます。

緑、赤、グレー、および紫の RGB 3 成分を指定する行列 c を作成します。その後、それらの色を使用して 4 つの点の散布図を作成します。

c = [0 1 0; 1 0 0; 0.5 0.5 0.5; 0.6 0 1];scatter(1:4,[2 5 3 7],[],c)

データ セットごとに異なる色を作成する。

n 行 3 列の RGB 3 成分の行列を指定します (n はデータ セットの数)。

この方法は、xy、または sz の少なくとも 1 つが行列である場合にのみ使用できます。

2 つの RGB 3 成分を含む行列 c を作成します。その後、それらの色を使用して 2 つのデータ セットをプロットします。

c = [1 0 0; 0.6 0 1];s = scatter(1:4,[2 5; 1 2; 8 4; 11 9],[],c)

一般的な色の色名と RGB 3 成分

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (21)

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (22)

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (23)

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (24)

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (25)

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (26)

"black""k"[0 0 0]"#000000"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (27)

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (28)

MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (29)

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (30)

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (31)

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (32)

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (33)

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (34)

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (35)

mkrマーカー記号
"o" (既定値) | "+" | "*" | "." | "x" | ...

マーカー記号。次の表に挙げる値のいずれかとして指定します。

マーカー説明結果のマーカー
"o"

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (36)

"+"プラス記号

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (37)

"*"アスタリスク

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (38)

"."

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (39)

"x"十字

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (40)

"_"水平線

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (41)

"|"垂直線

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (42)

"square"正方形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (43)

"diamond"菱形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (44)

"^"上向き三角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (45)

"v"下向き三角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (46)

">"右向き三角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (47)

"<"左向き三角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (48)

"pentagram"星形五角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (49)

"hexagram"星形六角形

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (50)

"filled"マーカーの内部を塗りつぶすオプション
"filled"

マーカーの内部を塗りつぶすオプション。"filled" として指定します。このオプションは、たとえば "o""square" などの面があるマーカーに使用します。エッジのみを含む面のないマーカー ("+""*""." および "x") は描画されません。

"filled" オプションは Scatter オブジェクトの MarkerFaceColor プロパティを "flat" に、MarkerEdgeColor プロパティを "none" に設定します。これにより、マーカーの面が描画され、エッジは描画されません。

tblソース table
table | timetable

プロットするデータが含まれるソース table。table または timetable として指定します。

xvarx 座標を含む table 変数
1 つ以上の table 変数インデックス

x 座標を含む table 変数。1 つ以上の table 変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を 1 つ以上指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string、文字ベクトル、または cell 配列。

  • pattern オブジェクト。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • ["A","B"] または {'A','B'}A および B という名前の 2 つの変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • 数値のベクトル。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [2 3] — table の 2 番目と 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定した型の変数を選択する vartype 添字。

  • vartype("categorical") — categorical 値を含んでいるすべての変数

データのプロット

指定する table 変数には、数値、categorical 値、datetime 値、または duration 値を含めることができます。

1 つのデータ セットをプロットするには、xvaryvar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。たとえば、Patients.xls を table tbl に読み取ります。変数 Weight に対して変数 Diastolic をプロットします。

tbl = readtable("Patients.xls");scatter(tbl,"Weight","Diastolic")

複数のデータ セットをまとめてプロットするには、xvaryvar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合、変数の数は同じでなければなりません。

たとえば、変数 Weight に対して変数 Systolic および Diastolic をプロットします。

scatter(tbl,"Weight",["Systolic","Diastolic"])

xvaryvar に対して異なるインデックス方式を使用できます。たとえば、xvar を変数名として、yvar をインデックス番号として指定します。

scatter(tbl,"Weight",9)

yvary 座標を含む table 変数
1 つ以上の table 変数インデックス

y 座標を含む table 変数。1 つ以上の table 変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を 1 つ以上指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string、文字ベクトル、または cell 配列。

  • pattern オブジェクト。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • ["A","B"] または {'A','B'}A および B という名前の 2 つの変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • 数値のベクトル。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [2 3] — table の 2 番目と 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定した型の変数を選択する vartype 添字。

  • vartype("categorical") — categorical 値を含んでいるすべての変数

データのプロット

指定する table 変数には、数値、categorical 値、datetime 値、または duration 値を含めることができます。

1 つのデータ セットをプロットするには、xvaryvar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。たとえば、Patients.xls を table tbl に読み取ります。変数 Weight に対して変数 Diastolic をプロットします。

tbl = readtable("Patients.xls");scatter(tbl,"Weight","Diastolic")

複数のデータ セットをまとめてプロットするには、xvaryvar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合、変数の数は同じでなければなりません。

たとえば、変数 Weight に対して変数 Systolic および Diastolic をプロットします。

scatter(tbl,"Weight",["Systolic","Diastolic"])

xvaryvar に対して異なるインデックス方式を使用できます。たとえば、xvar を変数名として、yvar をインデックス番号として指定します。

scatter(tbl,"Weight",9)

axターゲット座標軸
Axes オブジェクト | PolarAxes オブジェクト | GeographicAxes オブジェクト

ターゲット座標軸。Axes オブジェクト、PolarAxes オブジェクト、または GeographicAxes オブジェクトとして指定します。座標軸を指定せず、現在の axes オブジェクトが直交座標軸の場合、関数 scatter は現在の座標軸にプロットを作成します。

極座標または地理座標で散布図を作成するには、関数 polarscatter または geoscatter を使用すると便利です。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: "MarkerFaceColor","red" は、マーカーの面の色を赤に設定します。

ここでは、Scatter オブジェクトのプロパティの一部だけを紹介しています。完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。

ColorVariableカラー データを含む table 変数
table 変数インデックス

カラー データを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

カラー データの指定

ColorVariable プロパティを指定して、マーカーの色を制御します。MarkerFaceColor プロパティが "flat" に設定されている場合は、変数のデータによってマーカーの塗りつぶし色を制御します。MarkerEdgeColor"flat" に設定されている場合は、このデータによってマーカーの輪郭の色も制御できます。

指定する table 変数には、任意の数値型の値を含めることができます。値は、次のいずれかの形式にできます。

  • 現在のカラーマップに線形にマッピングされる数値の列。

  • RGB 3 成分の 3 列配列。RGB 3 成分は、各値が特定の色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば、[0.5 0.7 1] では薄い青の色調が指定されます。

ColorVariable プロパティを設定すると、MATLAB は CData プロパティを更新します。

出力引数

すべて折りたたむ

sScatter オブジェクト
Scatter オブジェクト | Scatter オブジェクトの配列

Scatter オブジェクトまたは Scatter オブジェクトの配列。散布図のプロパティを作成後に変更するには、s を使用します。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

すべて展開する

table を関数 scatter に渡し、その後にプロット対象の変数を渡すことで、プロットを作成します。データを table として指定すると、軸ラベルと凡例 (存在する場合) に table 変数名を使用して自動的にラベルが付けられます。

参考

関数

  • hold | plot | scatter3 | bubblechart | swarmchart

プロパティ

  • Scatter のプロパティ

トピック

  • 日付と時刻のプロット
  • categorical データのプロット
  • table をサポートするプロット

外部の Web サイト

  • MATLAB Plot Gallery

MATLAB コマンド

次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。

 

コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。

散布図 - MATLAB scatter- MathWorks 日本 (53)

Select a Web Site

Choose a web site to get translated content where available and see local events and offers. Based on your location, we recommend that you select: .

You can also select a web site from the following list:

Americas

  • América Latina (Español)
  • Canada (English)
  • United States (English)

Europe

  • Belgium (English)
  • Denmark (English)
  • Deutschland (Deutsch)
  • España (Español)
  • Finland (English)
  • France (Français)
  • Ireland (English)
  • Italia (Italiano)
  • Luxembourg (English)
  • Netherlands (English)
  • Norway (English)
  • Österreich (Deutsch)
  • Portugal (English)
  • Sweden (English)
  • Switzerland
    • Deutsch
    • English
    • Français
  • United Kingdom (English)

Asia Pacific

Contact your local office

散布図 - MATLAB scatter
- MathWorks 日本 (2024)
Top Articles
Latest Posts
Article information

Author: Annamae Dooley

Last Updated:

Views: 6089

Rating: 4.4 / 5 (65 voted)

Reviews: 80% of readers found this page helpful

Author information

Name: Annamae Dooley

Birthday: 2001-07-26

Address: 9687 Tambra Meadow, Bradleyhaven, TN 53219

Phone: +9316045904039

Job: Future Coordinator

Hobby: Archery, Couponing, Poi, Kite flying, Knitting, Rappelling, Baseball

Introduction: My name is Annamae Dooley, I am a witty, quaint, lovely, clever, rich, sparkling, powerful person who loves writing and wants to share my knowledge and understanding with you.